6月のとある日。
岩戸と三田井の境目の辺り、美しい棚田が広がる場所。
ここで、岩戸由来のもち米の田植えをすると聞き、手伝いにやってきました。
この田んぼは、高千穂でカメラマンをしている藤木哲朗さんの田んぼ。
地元の人に1枚お借りして、毎年無農薬で米を育てているそう。
この日は、宮崎市内からも若い助っ人が来てくれて、みんなで手植えで稲を植えました。
長い紐に等間隔に付けられた玉を目安に、みんな横一列に並んで植えていきます。
苗を3〜4本づつちぎって植え付けていくのですが、ベテラン勢はさすがのスピード。
岩戸由来のこの米を育てているのは、高千穂でももう数人しか残っていないらしい。
背が高くなりすぎて穂が倒れてしまい、機械で刈るのが難しくなってしまうため、だんだん作る人が減ってきたそう。
それでもこの品種を守るため、毎年種を保存して発芽、苗を立て、こうやって手植えで育てている藤木さんたち。
「赤とんぼ」と名付け、大切に守っています。
休憩をはさみながら、半日かけて植え終わりました。
山水でよく冷えたスイカに、辺りに生っていたきいちご。
ちびっこはカエルのように田んぼの中を転がりまわって楽しそう。
そしてお昼は、藤木さんとこのおばあさんと、
手伝いにきてくれたあやかさんのお手製・地元ごはんでお腹いっぱい。
赤とんぼが飛ぶ8月、また稲の成長を見にいこう。